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英文法は、英文を正しく理解するために必要なものであり、 また、まちがいのない英文を書くためにも必要不可欠なものです。 大学入試や英語の資格試験において、 構造が複雑で難解な英文が出題されることがありますが、 文の構造を把握し、 正確に英文の意味を理解するために、 最終的な拠りどころとなリ、 決め手になるのは、英文法の知識なのです。 文法で文の構造を判断し、 英文の意味を理解するということです。 そういう意味では、 英語の最終兵器が英文法であるということもできます。 ◎英文法の勉強方法 英文法の勉強方法は、単純かつ明快です。 英文法のテキストや参考書は、 1不定詞 2動名詞 3現在分詞・過去分詞 4関係代名詞・関係副詞・・・ などのように、 各文法事項ごとに解説がされていますが、 勉強する場合は、 各文法事項ごとに解説文をよく読んで理解し、 文法事項ごとに一つの例文を覚えるようにしてください。 当然のことですが、 この時には文法事項の説明や解説は十分に理解しておかなければなりません。 日本語訳ができるようにしておくことも、 いうまでもないことです。 意味もわからないで、 かたちだけ英文を暗唱して覚えても、 その例文の持つ文法的な意味合いを理解したことにはならないからです。 英文法の勉強は、解説と例文。 このように覚えておいてください。 このことはやってみれば分かることですが、 文の意味が理解できれば、 解説の意味も分かります。 これは何を意味するかといいますと、 例文の意味がよく分かるということは、 解説の意味するところが、 すでに理解されているということです。 だから、例文も、 見ただけで、意味も、どこがポイントなのかも、 すぐに分かるということなのです。 また、文法書を学習する時は、 別にテキストに書かれている順に勉強していく必要はありません。 現在必要とされているものから始めていってもかまいません。 最終的に全項目を学習できればいいわけですから。 このように英文法の勉強を進めていけば、 英語の試験では、 高得点・高偏差値が高い確率で期待できます。 文法問題は、英語の試験でも点が取りやすい部類に入ります。 文法や語法といった問題は、 本来得点源とすべきものですので、 ここでの失点は極力避けるようにしないといけません。 高得点が遠のいてしまいますから、 ここで不必要な失点をすると。 例えば、このような問題がよく出題されます。 空書に1語を補充して文を完成しなさい。 I said nothing, ( ) made him still more furious. このような問題が出た場合も、 上に掲げた英文法勉強法を実行していれば、 答えはすぐに出て、またその答えがなぜ正しいのかの説明もできるのです。 上記の問題は、関係代名詞の非制限用法を問うものであり、 空所の前にコンマがあることから、thatが来ることはなく、 I said nothingという節が先行詞となっていることから、 この空所に入るのはwhichであることがわかります。 コンマがつくのは、who, whose, whom, whichの前だけであって、 thatの前にコンマがつくことはありません。 このことを知っていれば簡単に答えの出る問題です。 I said nothing, which made him still more furious. (私は何も言わなかったが、そのことが彼をなおいっそう怒らせた) 文法、文法と大騒ぎする必要はありませんが、 必要かつ欠くべからざるもの。 それが文法の真の姿、正体なのです。 |
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